フォルテの解体と浜松経済拠点の再編構想
駅前フォルテビルは、バブル最盛期に浜松駅前に出現した。この建築物は、アトリウム型、全天候、吹き抜け開放型の非営利複合ビルとして多くの夢をのせてオープンした。この建造物は都市デザイン設計界に衝撃を与えたと聞く。
ただし、この20年の運営期間を振り返ってみると、確かに一定の成功と成果を得たものの、当初のコンセプトを華開かせるには至らないままに、第3セクターは解散、建物は譲渡の上解体やむなしの方向である。
本来ならば市議会ももう少し適切な事業評価を追求すべきと考えるが、残念ながら大勢は根拠不透明なまま容認の様相である。6月6日に市議会環境経済委員会で報告され翌日新聞にも掲載された、市民サービスブースの移転手法を見ても行政当局の労苦を理解しにくく、今回の一連の進め方がよく検討された上での止むを得ない措置だということが判然としないままである。そこで駅周りの空室状況のデータの提示を求め、議会の理解なくして専決処分で進めることの無いようにと釘をさしてあるが予断の許さない状況である。
また、建物の譲渡先が同ビルの地権者でありかつ区分所有者である遠州鉄道㈱に相談をすることは当然のことであるが、全般的に乱暴な手法を選択している感を逃れない、筆頭株主の浜松市は経営者の経営方針や手法を確認する必要があるが市議会も無力なままである。
今、日本中で、いや世界中で国の借金財政に危機感を抱きはじめた地方都市において、自治体のあり方や都市経営の再検討が急務とされてきた。私はこの際、今日のフォルテ売却事件を実践ケースとして、浜松の駅前都心の拠点整備のあり方と併せた浜松市の展望の姿を検討するために皆様のお知恵をお借りしたい。


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